代表 増田の真珠葬の物語

Shinjusou niji no moridama

悲しみの向こうへ

真珠葬の物語

「真珠葬」代表 増田智江

2026.4.15
-あれからの時間-

続きを書くのに、ずいぶんと時間が経ってしまいました。

「蓮」は2025.11.19に
白くて丸いかたちをして無事に1つ生まれてきました。

私の猫さんたちは、みんな会社で一緒に生活をしていました。
11月の奈留島での誕生セレモニーは、
蓮を特別可愛がっていたスタッフに譲りました。

彼女が、とても緊張しながら、
蓮の「虹の守珠」を取り上げる姿、
そして、蓮と再会した時の驚きの表情、
嬉しそうに私に見せてくれた顔。

彼女はそこから、
蓮をかごペンダントに入れて、ずっと身に着けています。

実は、ちょっとうらやましくて。
書くのが遅くなりました(恥ずかしい)。

今日、筆を執ったのは
次の蓮の誕生予定が決まったから!

気持ちがウキウキしています。
5月にもう2つ、蓮が出てきます。

今、思い出す蓮は
大好きなご飯を食べて、満足げにペロッと舌を出している姿ばかり。

どんな姿で5月、私と再会してくれるんだろう。

ここからはInstagramで日々の時間を少しずつ綴っていこうと思います。

そして今度こそ、
蓮との再会のことを、
ここに書かせていただきます。

2026.6.28
―見えなくなっていただけだったー

蓮が亡くなったあと、
私はずっと大切なものをなくしてしまったと思っていました。

蓮の命
蓮との時間
私が蓮を愛した日々

骨壺を抱くたびに、もう戻らないのだと感じていました。

けれど今ならわかります。

私がなくしたと思っていたものは、なくなったのではなく、
ただ、見えなくなっていただけでした。

蓮は子供のころに、治療法のない病気だとわかりました。
短命になることが可哀そうで
好きに生きさせてあげようと決心しました。

亡くなる2年前頃から、どんどん痩せていって
残りの時間がどれほどあるのだろうと、ずっと心配していました。

ご飯が食べられなくなり
もうすぐだと思ったときには恐怖でいっぱいでした。

お水も飲めなくなったとき
補液だけでもと病院に連れていき、看取ることができませんでした。
こんなに短い時間しか残っていなかったのなら
なぜ、最後に怖い思いを寂しい思いをさせてしまったのかと
何度も何度も自分を責めました。

蓮の亡骸と過ごした時間
私はからっぽになりました。

蓮の骨壺を抱いたとき
蓮の時間が終わってしまったと
蓮と私の楽しかった時間が無くなってしまったと思いました。

3か月ほど経ったとき
蓮がいないのに、私だけ同じように生きていることに
だんだん蓮を思い出す時間が減っていることに
いつか私の中から蓮の記憶が薄まってしまうことに
強い罪悪感を感じました。

真珠葬に蓮を送り出したとき
私と蓮の時間は、バラバラに分割されていて
嬉しそうにアイスクリームを食べている蓮を思い出しても
あの病院で心臓マッサージをされている蓮がかぶさって
笑顔で蓮を語ることはできませんでした。

蓮が、きれいな虹守核になったとき
新しい蓮の物語が始まるような気がしました。

奈留島の海に出発するときには
「頑張っておいで!」
と声をかけていました。

虹の守珠誕生の2か月前には
蓮がもうすぐ帰ってくる
と思って、ワクワクし始めました。

蓮の虹の守珠が誕生したとき
おかえり
頑張ったね
よくやった
と声をかけました。
確かにそこに蓮がいました。

ああ、赤ちゃんの時のあの愛くるしい蓮も
チュールチュールと騒いでいた蓮も
水飲み場に行っても水を舐めることさえ出来なかった蓮も
小さく風のように軽かったあの蓮の屍も
そして、手の中で優しく光るこの蓮も

全部、大切な私の蓮

今も昔も何も変わらず、私と蓮の時間は繋がっている

何も終わっていなかった
何も変わっていなかった

私がなくしたと思っていたものは、見えなくなっていただけだった。

新しい姿の蓮は、陽の光で色を変える表情豊かな子です。
「おはよう」「ただいま」「おやすみ」
声をかけて撫でると、嬉しそうな蓮が大アップで浮かぶんです。

ありがとう 蓮
これからもよろしくね